東京都都市整備局西部住宅建設事務所は4月13日、「都営中高層住宅立川一番町五丁目団地(第3期)基本設計」「都営中高層住宅旭町二丁目第7団地(2期)基本設計」の2件の設計者選定に伴うプロポーザル手続きを開始する。いずれも老朽化した既存アパートを解体し、立川一番町は5棟316戸程度、旭町二丁目は1棟40戸程度の規模の住宅を新築する計画。それぞれ23日〜5月7日に参加表明書と技術提案書を受け付け、提案内容の審査とヒアリングを経て設計者を特定。6月12日に見積もり合わせして業務を委託する。
立川一番町五丁目団地は、1969〜70年に建設し老朽化の著しい都営松中アパート(立川市一番町5ノ8、32棟1232戸)を建て替えて整備する。これまでに2期にわたって建て替えを進めており、9棟587戸の住宅を建設している。
最終となる今回の第3期事業では、既存の5〜8、10〜12、15号棟の8棟(計510戸)を解体後、鉄筋コンクリート造の住棟5棟計316戸を建設。合わせて集会所や駐車場、駐輪場、ごみ容器置き場などを配置する。次に残る13、14、16〜18棟の5棟を解体し、外構や公園・広場などを整備する。
第3期事業の区域面積は約3万5000平方b。用途地域は第1種中高層住居専用で、建ぺい率60%、容積率200%。事業区域の北西側と南端に公園、中央に広場などを配置する前提の下、最適な建物配置や規模の提案を求める。
基本設計の納期は2019年3月14日。参考業務規模は1100万円程度(税込み)。
一方、旭町二丁目第7団地は、1968年の完成で建物や設備の老朽化が進行している都営旭町二丁目第2アパート(練馬区旭町2ノ34他、9棟159戸)を建て替えて整備する。1期事業として、敷地のほぼ中央にあった既存の3号棟を除却し、跡地に新たな住宅を建設した。
今回の2期事業では、既存の1、4、5号棟の3棟(計54戸)を解体除却した後、鉄筋コンクリート造1棟約40戸の住棟を新築する。付帯施設として駐車場、駐輪場、ごみ容器置き場を配置する。
事業区域の面積は約2200平方b。用途地域は第1種中高層住居専用で、建ぺい率60%、容積率200%。
1期事業と2期事業を合わせた約6700平方bの区域の開発許可を得ているが、道路の移管に伴って変更が必要になるため、今回委託する業務の中で変更資料の作成も行う。
基本設計の履行期間は110日間。参考業務規模を300万円程度と見積もっている。
提供:建通新聞社