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建通新聞社
2018/04/13

【大阪】中之島に小中一貫校の新設を検討

大阪市は、近い将来教室不足が見込まれる扇町小学校(北区)と西船場小学校(西区)について、北区中之島に小中一貫校を新設して対応することを検討している。新設校は2022年度以降、両校の校区が重なる旧市立扇町高校(10年度に閉校)跡地に整備する方針だ。
 市の推計によると、扇町小の児童数は現在457人(17年)だが、10年後には939人、20年後には1069人となる見込み。また、西船場小についても、現在の児童数は610人(17年)だが、10年後にはピークの1082人になると予想している。市では、両校の校舎の増築では対応しきれないことから、22年度以降の早期に新設校を設置することが必要としている。
 市内中心部(北・中央・西区)では、都心回帰の流れに沿って児童・生徒数が急増しており、多くの学校で教室不足が課題となっている。市では、児童数の急増に伴う教育環境改善事業として、小中一貫校の新設の他、5校を対象とした校舎の増改築を計画している。
 このうち、中央区の開平小学校については18年度、校舎増築に向けた実施設計に着手する予定だ。増築校舎は鉄骨造6階建てを想定しており、19年度の工事着手、21年度の完成を目指す。