岐阜県清流の国推進部は、御嶽濁河高地トレーニングセンター宿泊棟増築工事の詳細設計を小林建築事務所(高山市)に委託した。7月20日までに詳細内容をまとめる。工事は、一般競争入札で早ければ8月上旬に公告する。
宿泊棟は、下呂市小坂町落合濁河温泉地区にある同センター内で、アスリート支援施設(既存本館棟)の正面の駐車場に新たに建設する。
同トレーニングセンターは、2020年の東京五輪・パラリンピックに出場するフランス・イギリスの陸上中距離選手の事前合宿地として決定している。このため、増築する宿泊施設は外国人選手にも対応できる仕様として、ツインの部屋で風呂、トイレ付きのアパートタイプを建設する。施設の規模は鉄骨造2階建て延べ550平方b。本館棟とは渡り廊下で接続する。増築により不足する駐車場は、旧少年自然の家のキャンプファイヤー跡地などを利用する。
今回委託した設計では、積雪による耐荷重性能など基本設計を基にした詳細内容をまとめ、工事の積算を行う。
基本設計は山田建築事務所(岐阜市)が担当した。
提供:建通新聞社(2018/04/13)