浜松市は、文化施設整備事業としてアクトシティ浜松(中区板屋町)の修繕を計画しており、2018年度当初予算に事業費として4億3497万円を計上した。第1〜2四半期にかけて順次工事を発注する。
アクトシティ浜松は、大・中ホール(A)、ホテルやオフィスが入るタワー部分(B)、展示イベントホール(C)、楽器博物館(D)の4ゾーンで構成。18年度は、Aゾーンの中央監視装置・自動制御器部品交換とB・Cゾーンのガラスアーケード交換・塗装、施設全体の空調設備更新、Aゾーンの空調機整備を行う。
Aゾーンの中央監視装置・自動制御器部品交換は、大ホール系統の中央監視装置とリモート盤、各種温度センサー・バルブ・計測機器類を更新する。工事は第1四半期に発注する予定。B・Cゾーンはガラスアーケードのガラス交換と鉄骨の塗装を行う。工事は第1〜2四半期に発注する。
施設全体の空調機更新は駐車場換気ファン用フィルター交換と給排気ファン整備、空調ポンプ交換を実施する。工事は第2四半期に発注する見込み。Aゾーンの空調機整備は、大ホール系統空調機のベルトや軸受け、ベアリングを交換する他、コイル洗浄とさび補修などを行う。工事は第2四半期の発注を予定している。
市は、16年度に策定した「アクトシティ施設改修計画」(計画期間16〜20年度)に基づき、施設の修繕を進めている。19年度以降も優先順位に沿って、順次実施していく方針だ。
提供:建通新聞社
(2018/4/13)
建通新聞社 静岡支社