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　文部科学省関係機関の２０１８年度発注見通し（４月11日現在）によると、神奈川県内では工事17件、設計・コンサルティング業務２件が予定されている。横浜国立大学は教育学部講義棟６号館の改修に向け、設計２件と工事３件を計画しており、第２四半期以降に順次、入札手続きを開始する。この他、東京大学は総合研究棟（海洋生物学系）を新営する方針で、建築、電気、管の工事をそれぞれ第２四半期に入札公告することになっている。
　横浜国立大学の教育学部講義棟６号館は、常盤台キャンパス（横浜市保土ケ谷区常盤台79）に所在する鉄筋コンクリート造２階建て延べ１１１１平方�bの施設で１９７４年に完成した。第２四半期に設計２件（建築、設備）の委託手続きを開始し、第３四半期に契約を交わす予定。設計期間は３カ月程度。
　建築（予定発注規模７０００万円以上２億円未満）、管（同３５００万円以上１億円未満）、電気（同３５００万円未満）の各工事は第３四半期に一般競争入札公告する。工期はいずれも約11カ月とした。
　同大学関連では、同じく常盤台キャンパスで教育学部講義棟８号館・都市科学部講義棟（鉄筋コンクリート造２階建て延べ２２５９平方�b）の改修、環境情報１号棟（鉄骨鉄筋コンクリート造９階建て延べ９４５６平方�b）の空調設備改修、経済学部１号館他の自動火災報知設備改修、陸上競技場の環境整備など６件の工事が発注される予定。予定発注規模７０００万円未満の工事が中心で、第１四半期から第２四半期にかけて入札が公告される見通し。
　東京大学の総合研究棟（海洋生物学系）は、鉄筋コンクリート造２階建て延べ１３３０平方�bの規模で計画。建築工事の予定発注規模は２億円以上６億円未満。電気と管はいずれも３５００万円以上１億円未満としている。工事期間は建築が約６カ月、電気と管が約７カ月を見込む。建設場所は三浦市三崎町小網代１０４０。
　また、日本私立学校振興・共済事業団では、箱根宿泊所「対岳荘」（箱根町）の駐車場舗装や全館照明器具ＬＥＤ化、温泉槽新設の工事３件、葉山保養所「相洋閣」（葉山町）の玄関階段改修工事１件を計画。予定発注規模は全て３５００万円未満で、第１四半期から第３四半期にかけて順次、公告する。
　発注見通しにはこの他、国立美術館の国立映画アーカイブ相模原分館（相模原市中央区）の防災設備更新が盛られた。３５００万円未満の発注規模工事として第１四半期に入札公告される予定。

提供：建通新聞社