新潟市江南区の新潟市中央卸売市場周辺で計画される市場周辺第2土地区画整理事業の組合設立総会が11日、同区茗荷谷公会堂で開かれた。役員の選任や業務代行契約など6議案を承認し、事業が本格的なスタートを迎えた。
中央卸売市場周辺に位置する茗荷谷字東囲の一部約4ヘクタールが対象で、先行して整備が行われた市場周辺第1土地区整理事業と同規模。配送・加工などの市場関連施設の誘致を見込んでいる。事業費は8億5700万円で、20年3月末の完了を予定している。
総会では、理事長に地権者代表の山崎勝氏が就くことや、加賀田組と鳥屋野不動産を業務代行者に定めることを承認。18年度予算の工事費は5億3600万円で、内訳は公共施設築造費2億4900万円、整地工2億5200万円など。あいさつに立った山崎理事長は「多くの皆さんのおかげでここまで進んでくることができた」と感謝の言葉を述べた。加賀田組の西村強取締役専務執行役員新潟支店長は「第1に負けないよう、立派に業務を完遂する」と決意を語った。また、来賓の阿部裕之新潟市江南区役所建設課長は「企業用地が不足しており、区画整理による創出は大変嬉しい。新潟市の産業を盛り上げてほしい」と期待を込めた。
その後、同区の三徳稲荷神社に会場を移し地鎮祭を挙行。地鎮の儀ではコンサルタント・設計業務を担当する総合都市開発の山本眞代表取締役が鎌入れ、山崎理事長が鍬入れ、西村専務と鳥屋野不動産の布施雄二代表取締役が鋤入れを行い、工事の無事と安全を祈願した。