北陸地方整備局は、小矢部市から石川県津幡町にまたがる国道8号倶利伽羅防災事業で、現道の北側に1号トンネル、2号トンネルの計2本を建設することを決めた。18年度に5000万円を投じ、1、2号トンネルの詳細設計に着手する。
現道部では、連続雨量180ミリの事前通行規制区間であることや、既設の倶利伽羅トンネル(延長957メートル)の幅員が7メートルと狭小で事故の危険性が懸念されている。倶利伽羅防災事業ではこれらを解消するため、現道の北側において1号トンネル(1870メートル)、2号トンネル(430メートル)を含めた延長約3・0キロ、2・5メートルの歩道付き道路を建設する。総事業費は120億円。道路予備設計は大日本コンサルタントが担当。
トンネル詳細設計業務は、富山河川国道事務所から第2四半期に簡易公募型競争入札で発注される。