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建通新聞社(東京)
2018/04/11

【東京】都 新田一丁目AP建替、今秋に再公告

 東京都都市整備局は、新田一丁目アパート建て替えに伴う住棟新築工事(建築工事)の一般競争入札を今秋に再公告する考え。14階建てと9階建ての2棟計268戸を一体的に建設するとともに、高規格堤防(スーパー堤防)の整備を実施する計画で、WTO政府調達協定の対象案件として契約手続きを行う。都議会での請負契約承認を得て2018年度中に着工する。
 新田一丁目アパート(足立区新田1ノ14)では、12棟ある既存建物のうち1967〜68年に完成した1〜8号棟(430戸)を解体し、その跡地約1万5200平方bに同規模の住棟と集会所、自転車置き場、駐車場、ごみ保管施設を新築することを計画している。
 2018年度に発注する「都営住宅30H―102東(足立区新田一丁目)工事」では、鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上14階建て(196戸)と鉄筋コンクリート造地下1階地上9階建て(72戸)の2棟(延べ床面積約2万平方b)を新築し、エキスパンションジョイントで接続する。ごみ容器置き場や防災倉庫、防火水槽なども併せて整備する。
 また、都の住宅整備に合わせて国土交通省がスーパー堤防整備を進める計画で、今回の工事では住棟の建設とともに土壌汚染対策や盛土などの堤防工事も実施する。工事発注規模は建築業種グループの「W02」(35億円以上50億円未満)。工期は契約日から720日間。設計は浦野設計(文京区)が担当した。
 都は同工事の一般競争入札を17年10月に公告したが、参加希望者が1者以下だったため入札を中止。18年度に改めて契約手続きを行う。
 電気や給排水衛生、空調などの設備工事については、建築工事の入札手続きの進展を踏まえて発注する。

提供:建通新聞社