国土交通省松山河川国道事務所は、2018年度から松山外環状道路のインター東線に新規事業着手する。18年度は1億円の事業費で調査設計を行う。また同路線の側道となる久米241号線の調査設計にも松山市が300万円の事業費で着手する。
インター東線は、地域高規格道路松山外環状道路の松山インターチェンジ(IC)付近の国道33号から東伸し、国道11号までの延長2`のバイパス道路。
道路構造は1・6`の高架区間と0・4`の盛土区間で構成。4車線の自動車専用道路で全体事業費は約370億円。区間内には北土居ICと来住ICが設置される。約10年後の供用を目指す。供用すれば環状道路のインター線(4・8`)や空港線(3・8`)と一体となり、国道11号から松山空港までが一本でつながる。
事業費370億円の内訳は、工事費が171億2300万円、用地(7万0195平方b)・補償費が141億2900万円、地質調査や測量・設計費が57億4900万円。
うち工事費関係は改良費として土工に9億5700万円(切土8472立方b、盛土24万8334立方b)、盛土法面に400万円(8828平方b)、擁壁工に8億6100万円(重力式擁壁、補強土壁)、管渠工に1000万円(60b)、函渠工に2億9700万円(930b)、排水工に500万円(55b)、中央分離帯工に1300万円(326b)、雑工(縁石、舗装止め)に1000万円。
橋梁費では138億6600万円(プレストレストコンクリート連続中空床版橋、プレストレストコンクリート中空床版橋、鋼3径間連続細幅箱桁橋、単純鋼細幅箱桁橋など)。舗装費では車道舗装に4億1900万円(3万4740平方b)、歩道舗装に5200万円(1万0864平方b)。他、付帯施設費として標識工や道路照明、立ち入り防護柵などに6億2900万円となっている。
提供:建通新聞社