香川県教育委員会は2018年度当初予算に高等学校施設整備で4705万円、建物等大規模改修事業2億1510万円を計上し8件の高校で改修工事などに取り組む。
校舎などの施設整備を進める高等学校施設整備では高松工芸高校(高松市番町)の部室棟が校舎老朽化改築により仮施設となっているため、本年度に部室棟を建築する。17年度にヱノキ建築事務所(高松市)に実施設計を委託。規模は鉄骨造2階建て90平方bとゴミステーション(鉄筋コンクリート造平屋16平方b)を想定している。
石田高校(さぬき市寒川町)は、これまでに蓄積した埋蔵文化財調査のストックを成果として作成する。
建物等大規模改修は老朽化した校舎などの外壁。屋上防水など改修するもので、高松高校(高松市番町、鉄筋コンクリート一部鉄骨造3階建て延べ約3300平方b)体育館屋上防水改修実施設計を18年度に委託。防水方法の検討や、ガルバリウム屋根の補修法を検討する。予算上は実施設計のみ。
坂出商業高校(坂出市青葉町)の南校舎棟(鉄骨造3階建て延べ約1530平方b)屋上防水改修の実施設計と改修工事を18年度内に進める。坂出工業高校(坂出市御供所町)は1号棟(鉄骨造4階建て延べ約2900平方b)が化学教室となっているため、教室床面など内部改修と、実験用机など備品類を更新する。18年度に実施設計と併せて内部改修に着手する。2号棟(鉄骨造4階建て延べ約2800平方b)屋上防水改修の設計と工事を年度内に着手する。
農業経営高校(綾川町北)は堆肥舎(木造平屋約100平方b)補強改修に取り組む。
善通寺第一高校(善通寺市文京町)は本館(鉄筋コンクリート造一部鉄骨造2階建て延べ1300平方b)の屋上防水改修を進めるため年度内に設計・工事に着手する。
高瀬高校(三豊市高瀬町)は第1体育館(鉄筋コンクリート一部鉄骨造2階建て延べ約1300平方b)の設計と改修を18年度内に完了する。
屋上防水改修のある大規模改修では屋上防水シートで対応できない場合は、現場の状況により一部外壁改修も行う。
提供:建通新聞社