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日刊建設工業新聞
2018/04/10

【鳥取】島根県西部地震/県が職員派遣など支援確認

 9日午前1時32分ごろ、島根県西部で発生したM(マグニチュード)6・1の地震を受け、県は同日午前、県庁で災害情報連絡会議を開いた。平井伸治知事は「急がれるのは島根県に対する協力活動だ」と述べ、情報収集と早期の対応を幹部職員に指示した。
 島根県西部の地震では大田市で震度5強、出雲市や雲南市、川本町、美郷町で震度5弱を観測。県内でも境港市や米子市、日野町で震度4を観測している。
 鳥取地方気象台によると、今後1週間程度は最大震度5強程度の余震に備える必要があるという。
 9日午前9時現在、県内に人的被害は発生しておらず、建物、公共土木施設についても被害は確認されていない。
 県が対応した支援状況は、情報連絡員(リエゾン)を島根県災害対策本部に配置したほか、避難所の運営要員や保健師らを派遣した。
 県土整備部の山内政己部長は、建物・宅地の危険度判定士4人の職員を大田市に派遣しており、第2次派遣隊までの人選とブルーシートや土のうの準備を終えていると説明。また、国と災害協定を結んでいる建設業者は、出動要請に備え待機していると報告した。
 東京出張中、テレビ会議で出席した平井知事は「山陰全体で地震活動が続いているかもしれない。余震に注意しながら避難行動も確認しないといけない」と訴えた。


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