熊本県は、益城町中心部を通る都市計画道路益城中央線(県道熊本高森線)の4車線化に向けた詳細設計に着手した。全線を3工区に分けて委託し、それぞれ9月末の期限で道路と交差点の設計、雨水計画検討などを取りまとめる。事業を所管するのは2日に開所した益城復興事務所。
4車線化に向け県は、昨年3月に国土交通省の事業認可を取得。対象は、益城町広崎から同町寺辻までの約3510bで、現道幅員約10bを27bの4車線道路に拡幅整備。事業期間は2025年度までで、総事業費は153億円を見込んでいる。
詳細設計は、1工区(1180b)を興和測設計、2工区(1200b)を和調査設計、3工区(1580b)を十八測量設計が担当する。道路設計と並行して、馬水橋と福富橋の架け替え検討や電線共同溝の予備設計、沿道の建物等調査を進めている。
県は、4車線化と益城中央復興区画整理の2事業の更なる加速化に向け、益城復興事務所(宮島哲哉所長)を、熊本市中央区八王寺町の県央広域本部土木部(熊本土木事務所)庁舎の敷地内に設けた。設計・工事は、益城中央線を工務課街路班、区画整理を工務課土地区画整理班が担当する。
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