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　三和電気土木工事（本社・大阪市北区）が今年４月に設立９０周年の節目を迎え、北陸支店（福井市成和）は開設７０周年となる。
　西岡稔北陸支店長は諸先輩が築き上げた歴史に感謝の気持ちを込め「地元とのつながりが強い仕事で、困った時には電話一本いただければ。今後も皆さまに頼られる存在に」と抱負を示す。仕事の内容が電力やＪＲ、自治体のインフラ関連という責任の重さに改めて感慨も示し、人材の確保と育成がなにより大切と強調。自らの経験を踏まえて「やはり現場百遍で、ＩＴ関連など情報がこれだけ発達した時代にあっても不変。現場ごとに違う周辺環境から季節や天候で変わる関係性など体で覚えるしかない」とサポート体制には万全を期す。また仕事の醍醐味を「一品料理」とも表現し、熟練が求められ難しい反面、お客様に掛けて頂く「ありがとう」の言葉が遣り甲斐ともなり、ベテランから中堅、若手へと引き継いでほしいと願う。９０周年記念行事として４月１０日大阪において協力会とともに節目を祝い安全の重要性も再確認する。１１日には高野山の慰霊碑を礼拝する予定。

【歴　　史】
■創業者川北榮夫氏　明治９年生まれ　シーメンス電気会社大阪支社（ドイツのメーカー）入社
■明治４２年川北電気企業社（ＫＤＫ）創立　昭和２年金融大恐慌で倒産
■昭和３年川北電気土木工事設立（本社大阪）　昭和１０年三和電気土木工事に改称　社名の由来は川北栄夫、風間八左衛門、松江銀行の三者協議　昭和１６年太平洋戦争開戦　昭和２０年終戦混乱のなかバラック建ての仮事務所で復興　昭和２１年本店を現在地に新築移転
■昭和２４年　福井市に北陸支店を開設　昭和６３年４月設立６０周年記念式典開催