タイの格安ホテル運営会社「レッド・プラネット・ホテルズ」の日本法人であるレッド・プラネット・ジャパン(東京)は、金沢市内へのホテル進出を計画しており、用地の確保に向けて、適地の選定作業を進めているもようだ。
同社は2013年、「レッド・プラネット沖縄那覇」を皮切りに、日本での事業を展開。これまでに「東京浅草」「名古屋錦」に続き、札幌でも次々と用地を確保し、ホテル開発を手掛けている。同ホテルズは最新技術による予約アプリを武器に、様々な会員へのサービスや特典を設け、タイをはじめ、インドネシア、フィリピン、日本をネットワークしている。
全国主要都市でのホテル展開をにらんでいるが、地方都市の中でも北陸新幹線の開業効果が持続している金沢を重要な市場と捉えており、既に金沢駅周辺のビル跡地や香林坊界隈の空きビルといった都心部でも用地を物色しているとされ、ホテル建設にふさわしい事業用地や空きビルなどの物件を求めている。
新幹線開業で金沢のホテル開発ラッシュは、ラグジュアリーな外資系からシティ、ビジネスに加え、キャビン型、カプセルなど、様々な業態がひしめいているが、今回のようなコストパフォーマンスに優れた格安系が本格参入すれば、宿泊客の争奪戦は一段と激しくなっていきそうだ。