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北海道建設新聞社
2018/04/09

【北海道】道内初となるECI方式導入 芽室町役場改築6月中旬公告

 芽室町は役場庁舎改築を6月中旬に公告する考えだ。技術提案型総合評価落札方式を採用し、建築、電気、設備それぞれについて2者以上で結成した甲型共同体を構成員とした乙型共同体からの提案を審査する。地域要件は道内に本店・支店を置く者。町内業者や地元資材の活用を評価項目に加える方針だ。
 東2条2丁目8の1ほかの現在地に改築する。S造、ラーメン構造の地下1地上3階、延べ4500m²の規模。1階と3階をセットバックすることで周辺への圧迫感を減らす。公募型プロポーザルで選ばれたアトリエブンク・創造設計舎共同体により3月30日に基本設計は完了。近く実施設計を随意契約する。
 町は実施設計の段階から施工者を決める道内初となるECI(アーリー・コントラクター・インボルブメント)方式を導入する。
 現在、全体事業費の算定を進めている。24億円を想定していたが、建設資材や人件費の高騰などで膨らみそうだという。遅くても6月1日の定例町議会に建設費を補正提案する。
 その後、総合評価方式審査委員会を発足させて入札実施要領を精査。6月中旬に公告する。
 甲型共同体は町内業者との結成を要件とすることも考えていたが、業者数が限られるため盛り込まず、提案での活用を評価することにした。
 入札後は仮契約し、10月1日の定例町議会で承認を得たい考え。
 その後、実施設計に発注者である町と施工者が加わりコスト縮減策などを協議。第2庁舎の機能移転を進め、年明けから解体。2019年4月から跡地で新庁舎建設工事を進めるスケジュール。21年3月の完成を目指す。