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建設経済新聞社
2018/04/06

【京都】府大・医大の30年度予算 精神科病棟整備に4億2100万円

 京都府立医科大学、京都府立大学を束ねる京都府公立大学法人の30年度予算によると、予算規模は本部2億7400万円(対前年度比0・8%減)、医大65億2700万円(同0・9%増)、病院289億9800万円(同5・3%増)、北部(北部医療センター)67億9800万円(同0・1%増)、府大36億7200万円(同3・5%減)の計462億6900万円(同3・1%増)。
 30年度予算の重点事業は、府立医大では教育環境改善費に588万7000円を計上。基礎医学学舎及び看護学舎のトイレ等の改修及び附属図書館閲覧室を日曜開館し学生教育環境の改善を図る。
 新規で保健看護学研究科博士後期課程学習環境整備費に260万円を計上し、学習環境の整備として基本教室のAV機器を整備。
 中央研究室大型研究機器整備費に2370万円を計上。実験動物センターの高圧蒸気滅菌器1台を更新し、研究環境の改善を図る。
 附属病院では、手術室機能強化費に1億9000万円を計上。手術待ち状態の改善を図るため、中央診療棟5階の現手術室(12室)周辺に2室増室する。
 精神科病棟整備事業費に4億2100万円(D3改修工事費2億9700円(府借入金)、北病棟解体工事費1億2400万円(受託事業))を計上。精神科病棟の療養環境向上を図るため、既存病棟の改修・移転を実施するとともに、移転後の北病棟を解体する。
 最先端がん治療研究センター運営費に2億0797万円を計上。30年度中の治療開始に向けた施設管理費等維持運営費に充てる。
 附属病院医療機器整備費に5億3000万円(手術室機能強化費分2億1000万円含む)を計上し、老朽化した診療機器等の順次更新を図る。
 北部医療センターでは、北部医療センター医療機器整備費に8000万円を計上。老朽化した診療機器の順次更新を図る。
 共通では、施設設備改良費に3億3900万円を計上。老朽化した施設設備を順次更新を図るとし、附属病院の病棟空調用冷温水発生機更新事業費に3億1900万円、基礎医学学舎の直流電源装置蓄電池更新事業費に2000万円を充てる。
 府立大学では、和食文化高等教育機関設置推進費に4500万円を計上。31年度の和食文化学科(仮称)開設に向け、体制整備や文部科学省へ届出等を行う。
 臨時・新規で耐震未対応学舎対策事業費に1180万円を計上。Is値が最低値の4号館から2号館へ研究室を移転する。
 臨時・新規で老朽設備緊急対策事業費に2000万円を計上。31年度に法定廃棄処分期限を迎える高濃度PCB含有コンデンサーの調査処分及びそれに伴う受変電設備更新を行う。