建通新聞社
2018/04/06
【大阪】大阪モノレール 18年度は詳細設計など
大阪府は、モノレールの延伸事業で2018年度、詳細設計や事業認可に向けた図書作成業務などを委託し、19年度以降に予定する工事着手への準備を進める。18年度は、事業認可図書作成業務を第2四半期、鋼軌道桁などの詳細設計を第3四半期に発注する予定だ。
延伸事業の区間は門真市駅〜近鉄奈良線(東大阪市瓜生堂付近)との接続部の延長約9`。途中、▽地下鉄長堀鶴見緑地線の門真南駅付近▽JR学研都市線の鴻池新田駅付近▽近鉄けいはんな線の荒本駅付近▽東大阪市瓜生堂の近鉄奈良線付近―の4カ所に新駅を設置する予定。瓜生堂には車庫を設ける。
府では現在、駅舎構造や計画位置などを決める、構造物基本設計を中央復建コンサルタンツ(大阪市東淀川区)、鋼軌道桁の基本設計を八千代エンジニヤリング(大阪市中央区)、PC軌道桁の基本設計をトーニチコンサルタント(大阪市北区)にそれぞれ委託して進めている。
18年度はこれらを進める他、都市計画決定、軌道法特許の取得を目指す。その後、19年度に都市計画事業認可と工事施工認可を受けた上で、用地買収と工事に着手、29年の開業を見込む。
府では18年度当初予算に関連事業費3億1000万円を計上した。18年度は他に、技術検討業務と施工計画検討業務を第1四半期に委託する予定でいる。