トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

西日本建設新聞社
2018/04/05

【熊本】土木、管、舗装の首位交替  熊本県17年度経審に基づく完工高順位

 熊本県は、2017年度経営事項審査結果に基づく完成工事高(直近2〜3年平均)順位を公表した。16年度まで4年連続で同じだった主要5業種(土木、建築、電気、管、舗装)のトップは、土木と管、舗装で交替した。上位10社の完工高計をみると、電気を除く4業種で前年度を上回る結果となった。
 土木は、5年連続で首位だった丸昭建設が3位となり、前回7位の杉本建設が3億円余り伸ばし18億4599万円でトップとなった。2位は前回21位の光進建設。3位までが18億円台で並ぶ。10位内に新しく入ったのは同社のみで、4社が前回完工高を上回った。10億円以上は3社増の27社、1億円以上は13社増の514社。
 建築の首位は5年連続で雄健工業。前回より8億6000万円余り増え、2年連続で100億円を突破(113億7261万円)した。2位は4年連続でシアーズホーム82億3103万円(前回比約13億円増)。3位は前回7位の岩永組57億5751万円、4位は前回と同じ三津野建設56億7850万円となった。50億円以上は5位の光進建設まで。上位10社中9社が前回と同じ顔ぶれで、10位に前回11位の新規建設が入った。上位10社中8社が前回完工高を上回る。10億円以上は1社減の35社、1億円以上は11社増の264社。
 電気は飯塚電機工業が8年連続のトップで30億1065万円。2位と3位は前回と入れ替わり、2位が熊栄電設25億2346万円、3位が西日本電工21億4710万円となった。前回12位の太陽電気が10位に入った。上位10社中、前回完工高を上回ったのは5業種で最も少ない3社となり、10社の合計も5業種で唯一、前回を下回った。10億円以上は4社減の12社、1億円以上は4社減の117社となり、ともにマイナスは電気のみ。
 管は、前回まで6年連続首位だった飯塚電機工業が13億1975万円の2位となり、前回2位の上田商会が15億2244万円で7年ぶりの首位に返り咲いた。3位と4位は前回と入れ替わり、3位が新星11億6440万円、4位が肥後設備10億5163万円。前回11位の旭電業が10位に入った。上位6社は前回完工高を上回る。10億円以上は2社増の4社、1億円以上は7社増の105社。
 舗装は、前回4位の坂田道路が8億285万円でトップ。2位は前回首位の興亜建設工業7億6483万円、3位は同5位の熊本ニチレキ6億8648万円。5業種で10位までの変動が最も大きく、前回13位の大栄企業が6位、12位のむつみ建設工業が8位、16位の矢部開発が9位、14位の小笹建設が10位に入った。9社が前回完工高を上回る。1億円以上は1社増の103社。
 5業種以外で首位が替わったのは、プレストの永江建設工業、機械器具設置の明新工業、消防施設の日辰工業。16年6月に業種新設された解体工事業は、前田産業が68億95万円でトップとなり、以下、星山商店43億8527万円、星山建設工業10億9047万円、吉田開発9億8868万円、大晶8億2137万円。
 総合は、229億3963万円のSYSKENが8年連続の首位。2位は雄健工業113億7261万円、3位はシアーズホーム82億9207万円、4位は光進建設74億7631万円で、いずれも前回と同じ順位となった。前回10位の前田産業が73億7030万円で5位となった。6位は岩永組(前回8位)、7位は三津野建設(同5位)、8位は吉永産業(同7位)、9位は小竹組(同14位)、10位は和久田建設(同13位)。10位まで全て前回完工高を上回っている。10億円以上は前回と同じ116社、5億円以上は9社増え275社となった。
(記事中の金額は千円以下切り捨て)

提供:西日本建設新聞社
公式フェイスブックページ:「記者 建設探訪