日本工業経済新聞社(群馬)
2018/04/04
【群馬】県中央生コンクリート協同組合が第29回生コン記念日を祝う式典を開催
群馬県中央生コンクリート協同組合(木康夫理事長)はこのほど、ホワイトイン高崎で第29回生コン記念日を祝う式典を盛大に開催した。会員企業のほか、セメントメーカーや登録販売店などの関係者が多数参加した。
冒頭、木理事長は「平成元年の中央協組再構築を記念してスタートした生コン記念日だが、今年は30年目の節目の年に当たる。平成29年度の需要は41万立方m強となる見込み。現在の工場数は11工場で、1工場あたりの出荷数量約3万7000立方mとなる。これからも生産性を上げる取り組みも引き続き行っていく必要があると考えている。需要の安定供給を損ねることなく、取り組んでいくという課題にも直面している。厳しい需要環境を乗り越えていくためには組合の結束力、業界のパートナーである登録販売店、関係諸団体の皆さまの協力を得ながら進めていかなければならないと思っている。昨年来、主要原材料であるセメントや骨材について強い値上げの要請がきており、中央協組としても約4年振りになるが、値上げを現在お願いしているところ。先般、販売店会を開催し説明したが、主要原材料の高騰や老朽化した設備の維持更新費用、人材確保などの課題を解決するためには是非この値上げを成功させたいと思っている」と訴えた。
この後、来賓を代表して群馬県中小企業団体中央会の小林雄二郎専務理事、太平洋セメントの堀川和夫執行役員関東支店長、宮下商店の野口茂代表取締役がそれぞれあいさつに立った。
同組合の田中正伸副理事長の発声で乾杯し、参加者は情報交換を行った。