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北陸工業新聞社
2018/04/04

【富山】請負金額は15%減、1059億円/17年度の前払金保証取扱高/東日本保証富山/低水準の状況続く 

 東日本建設業保証富山支店は、2017年度の発注者別前払金保証取扱高をまとめた。
 それによると、累計の取扱は件数が前年度比5・6%減の3314件、請負金額が同15・3%減の1059億1300万円となった。件数、請負金額ともに前年度を下回り、全発注者分の過去10カ年の累計推移は件数、請負金額ともに下から2番目と、低水準の状況が依然続いている。
 発注者別の請負金額を見ると、国は、同4・6%減の177億900万円。主な増減は北陸農政局の8億円減。
 独立行政法人は、同15・2%減の62億9500万円。富山大学では、都市デザイン学部実験・実習棟新営工事、生命科学先端研究支援ユニット(RI実験施設)改修機械設備工事の大型保証があり17億円の増。ネクスコ中日本、東日本もそれぞれ増えた。労働者健康安全機構(富山労災病院)は50億円の減少。
 県は、同22・4%減の369億4600万円。このうち、その他機関は昨年、美術館や中央警察署、議事堂などの大型建築工事があった反動から55億円の減少を示した。土木部は件数が1129から1010件(同10・5%減)に減ったことなどから、44億円の大幅ダウンとなった。
 市町村は、同14・1%減の367億9400万円。大幅に増えた市町村はなく、概ねダウン。このうち、昨年の275件から244件に件数が減り、野村小学校体育館改築工事などの発注があった高岡市では、17億円の大幅減。黒部市で11億円、南砺市と入善町ではそれぞれ7億円の減。
 市町村別の前払金保証取扱高は、同14・1%減の367億9400万円。件数では、富山市が414件でトップ。高岡市244件、射水市149件、氷見市111件と続いた。
 中間前払金保証取扱高は、件数が同18・9%減の133件、請負金額が同30・4%減の112億7794万円。件数上位は県農林水産部43件、県土木部28件、富山市20件の順。

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