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北陸工業新聞社
2018/04/04

【福井】DBO視野に発注支援など/広域ごみ焼却施設整備で/若狭広域組合/斎場は24年度設置へ 

 若狭広域行政事務組合(管理者・松崎晃治小浜市長)は、このほど可決された18年度一般会計予算において、広域ごみ焼却施設整備に係る施設関係委託料として1億1085万8000円を計上した。
 予算内訳は、広域ごみ焼却施設設置に伴う環境影響評価委託料5410万8000円、発注支援業務委託料2975万円、用地測量・地質調査2700万円。国の交付決定通知を経て、DBO方式を視野に入れ発注支援業務に取り組む構え。現段階で処理能力は約70トン/日を想定。
 なお、環境影響評価および発注支援業務委託(整備運営に係る要求水準書・仕様書作成や事業者の評価選定方法の検討、各種申請書類作成等)は2カ年程度の期間が必要であるため、19年度を期限とする債務負担行為で限度額1億7240万円を設定した。
 小浜市クリーンセンター(谷田部地係)など嶺南4市町(若狭町、小浜市、おおい町、高浜町)周辺ごみ処理施設の老朽化を受け整備を図る。このほど、施設整備の第1段階となる施設設置に伴う周辺環境への影響を予測する「生活環境影響調査」について、現在の高浜町のごみ焼却施設がある高浜町和田地区で了承が得られた。計画によると、高浜町清掃センター(高浜町水明)を解体撤去して整備を図る方向で検討し、22年度稼働を予定する。
 建設に係る総事業費に90億円程度を見込んでいる。
 また、組合管理者である松崎小浜市長は18年3月第1回組合議会定例会の所信表明で、斎場の設置、管理および運営に触れ、小浜市と高浜町、おおい町の3市町が共同して24年度中に共同設置することを目標に事業推進を図る、とした。

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