建通新聞社
2018/04/04
【大阪】大阪社会医療C付属病院 DBで入札公告
社会福祉法人大阪社会医療センターは、デザインビルド(DB)方式により整備する「大阪社会医療センター付属病院」について、総合評価落札方式の一般競争入札を公告した。4月23日まで参加表明、5月28日まで技術提案書を受け付ける。入札書の郵送提出期限は6月14日で、翌日に開札。その後、7月2〜6日にヒアリング審査などを行い、同月9日に結果を公表する予定だ。
入札には、▽建設会社単独▽建設会社の共同企業体▽設計事務所(基本設計者を除く)と建設会社の共同企業体▽基本設計者との共同企業体を希望する建設会社―の4つのルートのうちから一つを選んで参加する。基本設計は伊藤喜三郎建築研究所(大阪市中央区)が担当。
応募要件に関しては、実施設計と建設工事についてそれぞれ設定している。
実施設計に当たる企業の応募要件は、▽一級建築士事務所の登録▽過去10年以内に国内で病床100床以上、または延べ床面積5000平方b以上の新築病院の基本・実施設計、工事監理の実績―など。
建設工事に当たる企業の応募要件は、▽建築一式の総合評定値が代表構成員は1200点以上、その他の構成員は800点以上▽国内で病床80床以上または延べ床面積5000平方b以上の新築病院か新築福祉施設などの施工実績―など。
同病院の整備計画では、あいりん総合センター南側の萩之茶屋小学校跡地に新施設を建設し、移転する。新築規模は鉄骨造5階建て延べ5011平方b。建築面積は1271平方b。病床数は計80床。建設地は大阪市西成区萩之茶屋1ノ11ノ15。敷地面積は2000平方b。
予定価格は19億4200万円。内訳は実施設計費が5120万円、建設工事費が18億7000万円、工事監理費などが2080万円(いずれも税抜)。
事業者決定後のスケジュールによると、実施設計を7月中旬〜2019年3月末の期間でまとめ、完了次第建設工事に着手。20年8月下旬の完成、同年12月の開院を目指す。