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建通新聞社(東京)
2018/04/04

【東京】新公文書館設計 第2四半期にプロポ 国交省

 国土交通省大臣官房官庁営繕部は、憲政記念館の敷地で計画している新たな国立公文書館の新築に向けて、設計業務を第2四半期に公募型プロポーザル方式で委託する。2日に公表した営繕関係の建設コンサルタント業務の発注見通しに盛り込んだ。この他の建設コンサルタント業務は18件。一方、営繕工事の発注見通しには赤坂迎賓館前公園施設(仮称)の建築そのほか工事など一般競争入札で発注する12件を盛り込んだ。
 新公文書館の設計業務の履行期間は約31カ月。新公文書館と一体的に整備する憲政記念館も含めて、建築と電気、機械設備の基本・実施設計を行う。建設工事費には約480億円を見込んでいる。
 17年度にまとめた基本計画案では、公文書館部分の規模を地下4階地上3階建て延べ約3万平方bとしていた。このうち8000平方b程度が書庫となる。憲政記念館と駐車場を含めた総建物面積は4万2000平方b程度を見込んでいる。
 この他、建設コンサルタント業務としては、一般競争入札で7件、公募型プロポーザルで1件、簡易公募型プロポで7件、随意契約で3件の委託を予定している。
 主な委託案件では、環境省新庁舎改修に向けた設計業務を第3四半期に公募型プロポーザル方式で委託する。履行期間は約18カ月となっている。
 営繕工事のうち赤坂迎賓館前公園施設新築は第2四半期に発注する。工種は建築。工事規模はWTO政府調達協定の対象となる6億8000万円以上。施設構成は鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下1階地上1階延べ約1170平方b。
 また、第3四半期に一般競争入札で発注する国立国会図書館東京本館改修機械設備その他工事も20億円以上の工事規模となっている。工種は暖冷房衛生設備。同図書館本館の空調と換気、排煙設備の改修とそれに伴う建築・電気設備工事を実施する。

提供:建通新聞社