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建設新聞社
2018/04/03

【東北・福島】444億余の大林JVなど/WTO対象 双葉、大熊の土壌貯蔵施設等3件

 環境省福島地方環境事務所は、3月22日に開札した中間貯蔵施設の土壌貯蔵施設等工事3件について、「大熊5工区」を444億6000万円で大林組・東亜建設工業・鉄建JV、「大熊4工区」を382億円で清水建設・竹中土木・東洋建設JV、「双葉3工区」を54億0800万円で安藤ハザマ・淺沼組・岩田地崎建設JVに決定した。
 落札方式は、WTO標準型・施工体制確認型総合評価(ICT活用・施工者希望型T型)。落札者の評価値は、大林組JVが0・3805、清水建設JVが0・4421、安藤ハザマJVが2・9715。
 参加者は、大熊4工区および同5工区の2件が、清水建設・竹中土木・東洋建設JV、奥村組・大豊建設・森本組JV、安藤ハザマ・淺沼組・岩田地崎建設JV、大林組・東亜建設工業・鉄建JV、西松建設・五洋建設・フジタJV、鹿島・三井住友建設・東急建設JVで、先に5工区を落札した大林組JVは、4工区の入札が無効となっている。
 双葉3工区は安藤ハザマ・淺沼組・岩田地崎建設JV、大林組・東亜建設工業・鉄建JV、前田建設工業・青木あすなろ建設・りんかい日産建設JV、大成建設・日本国土開発・佐藤工業JVが参加した。
 内容は、福島県双葉町と大熊町の中間貯蔵施設予定地内において、除染除去土壌等の受入・分別処理設備や土壌貯蔵施設を設計・施工するとともに、埋立・被覆等の施設運営を行うもの。
 大熊の2件は、それぞれ容量約295万立方b(輸送時土量)の土壌貯蔵施設を整備し、200万立方bを貯蔵するほか、計量設備、荷下ろし設備、分別設備等の受入・分別処理設備工事も行う。双葉3工区は、土壌貯蔵施設の設置・運営で、近接する2カ所に容量計約60万立方bの施設を整備し、約40万立方bを貯蔵する。
 工期は2021年3月19日(設計・建設約12カ月、埋立約24カ月)。

 提供:建設新聞社