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建通新聞社(中部)
2018/04/03

【愛知】名古屋市 楠小改築で建設場所など協議

 名古屋市教育委員会は生徒数の増加が続いている楠小学校(北区)について、現地改築と移転改築の双方を視野に検討を進めており、2018年度は引き続き地元での協議を進める。同校の改築では市内の学校整備で初となるPFI方式の導入も視野に入れており、建設場所を絞り込んだ上で事業方式を固める。
 楠小は面積9938平方bの敷地内に4棟の校舎と体育館が建ち並んでおり、建築面積は合計で3433平方b。校舎棟が運動場を3方向から囲む形になっており、今後さらなる生徒数の増加が見込まれるものの、これ以上の増築は難しいのが実情だ。このため市教育委員会は17年度から、同一敷地内の集約建て替えと、楠公園への移転改築の2手法を比較検討している。
 現地改築では大まかな整備内容の想定として▽校舎棟約6500平方b▽体育館約1100平方b▽プール7コース―を設定。移転改築では、現地改築と同程度の学校施設整備に加えて、テニスコートとゲートボール場各2面の公園整備も想定。それぞれの整備パターンについて、民間事業者の活力導入が可能かも検討した。
 建設場所の選定や整備手法の絞り込みに際しては、地元意見の集約を重視。地域で建設委員会などを開き、幅広く意見を得た上で方針を固めるとしている。

提供:建通新聞社