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北海道建設新聞社
2018/04/02

【北海道】WTO対象の新桂沢ダムなど工事は722件、開発局の18年度発注見通し

 北海道開発局は2日付で、2018年度の発注見通し(工事情報)を公表した。10開建と本局を合わせた工事件数は722件となっている。WTO政府調達協定の対象工事は、札幌の幾春別川総合開発事業の新桂沢ダム地すべり対策など6件を予定している。委託は1876件に上る。
 開建別の工事件数を見ると、札幌151件、函館81件、小樽45件、旭川83件、室蘭100件、釧路52件、帯広57件、網走67件、留萌42件、稚内27件、本局(営繕部)17件。
 一般土木は444件に上り、本局を含む全体の6割強を占める。部局別では札幌97件、函館47件、小樽33件、旭川52件、室蘭62件、釧路39件、帯広27件、網走42件、留萌23件、稚内22件となっている。
 WTO対象は札幌が一般土木と舗装の各2件、帯広が鋼橋上部1件、本局(営繕)が建築1件を予定。このうち一般土木の新千歳空港誘導路アンダーパスほか、舗装の新千歳空港国際線エプロンほかの2件は第1四半期の入札で公告済み。
 業務は札幌の426件が最も多く、旭川の218件、室蘭の188件、帯広の152件、函館の151件、釧路の150件と続く。
 WTO対象工事は次の通り。(@工期A概要B発注時期・四半期C工事規模)
 ◆札幌
  ◇一般土木▽幾春別川総合開発新桂沢ダム地すべり対策@24カ月A地下水排除、盛り土12万m³、掘削33万m³、流路工、工事用道路B第3C6億8千万―15億円▽新千歳空港誘導路アンダーパスほか(公告済み)
 ◇舗装▽新千歳空港国際線エプロンほか(公告済み)▽新千歳空港構内道路ほか@8カ月A構内道路832m、舗装4万5600m²、道路ヒーティング設備設置、主要建設資材=アスファルト4100tB第2C6億8千万―10億円
 ◆帯広
  ◇鋼橋上部▽北海道横断自動車道陸別町勲祢別橋上部@25カ月A延長130m、工場製作、鋼橋架設、橋梁付属物、情報ボックス、主要建設資材=鋼材700tB第2C6億8千万―10億円
 ◆本局
  ◇建築▽仮称・国立民族共生公園体験交流ホール新築@18カ月AS造、2階、延べ1650m²B第2C6億8千万―15億円