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　金沢市は今年度、老朽化した泉野福祉健康センター（泉野６丁目）の改築に合わせて整備を計画する「（仮称）南部健康プラザ」の基本設計に着手する。当初予算に事業費１９００万円を計上している。
　南部健康プラザは、同センターの改築を機に地区の介護予防や健康づくりの拠点施設として整備するもので、センター近く泉野交差点の一角にある「泉が丘おあしす広場」（泉が丘１丁目、敷地面積約３７００平方メートル）を計画予定地とする。
　施設には乳幼児の各種健診や介護保険業務、福祉保健サービスの申請・相談など現センターが手掛ける業務のほか、新たな機能として健康づくり促進に向けたスタジオの設置も検討。各種届出の受付などを行う市民センターも引き続き入居する予定である。
　基本計画はアルスコンサルタンツ（金沢市古府２丁目）が担当。施設規模に関しては地上は４、５階建て、敷地に制約があるため地下駐車場の整備を想定している。今後順調に事業費が確保できれば、１９年度に実施設計、２０年度から２カ年で工事に着手したい考え。
　泉野センターは健康づくり拠点、福祉や保健サービスの充実を担う施設として７４年に竣工。現施設はＲＣ造６階建て延べ３１１６平方メートル。老朽化に伴い改修は行ってきたが、耐震化対策は取っておらず、旧耐震基準のまま。市は改築後の跡地に関し、おあしす広場の代替施設として公園等の整備を予定している。