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建通新聞社四国
2018/03/30

【高知】高知県教委 病弱特別支援学校建設を年内公告

 高知県教育委員会は、2018年度に病弱特別支援学校を建設するため、順調なら12月までに一般競争入札を公告し、来年2月議会の承認を目指す。また隣接地に建設する心の教育センターについては、19年度内に建築主体の一般競争を公告する予定。
 病弱特別支援学校校舎の規模は、鉄筋コンクリート造4階建て延べ3540平方b。1階に食堂、技術室、美術室、カウンセリング室、地域支援室など、2階に小学部の教室と図書室、職員室、多目的教室など、3階に中学部の教室と音楽室、調理室、被服室など、4階に高等部の教室と物流システムや福祉の実習室などを配置する。床や内装はできるだけ木質化する方針で、2階に体育館と連結する渡り廊下(66平方b)を設ける。
 校舎に隣接し、現在教育センター分館の一部として使用している体育館については、床や男女更衣室・トイレの改修や多目的トイレの拡張、エレベーター新設などの改修を進める。
 校舎新築に先立ち、建設地にある既存の教育センター分館の建物を解体するため、7〜8月に一般競争を公告する。解体するのは鉄筋コンクリート造3階建て延べ1968平方bの北棟と同造2階建て延べ1091平方bの南棟。
 18年度当初予算には、解体工事費1億0229万円を計上し、19〜20年度の債務負担として校舎新築工事費16億1501万円を設定した。
 なお20年度には、1周130bのトラックを備えたグラウンド整備工事を発注、21年度に現在の高知江の口養護学校(高知市新本町)が移転し開校する。
 病弱特別支援学校の北側に建設する心の教育センターの規模は、CLTを使用した木造一部鉄筋コンクリート造2階建て延べ804平方b。相談室5室、最大56人収容の研修室、プレイルーム3室などを配置する。既存施設(鉄骨造平屋489平方b)の解体を18年度末に発注し、19年度途中に新築工事に着手、20年度途中の供用開始を目指す。19年度の債務負担として解体工事費1600万円を設定しており、新築工事費は19年度当初予算で計上する見込み。
 両施設の建設地は高知市大原町132。基本設計は上田・細木設計共同企業体(JV・高知市)が担当しており、引き続き同JVが8月31日までの期間で実施設計を進める。

提供:建通新聞社