金沢市は、18年度当初予算案に中央消防署小立野出張所建設事業費として1億7500万円を計上するとともに、2億7920万円の債務負担を設定した。老朽化した出張所の移転新築に向け、新年度から2カ年で建設工事に着手する。
小立野出張所(小立野2丁目)は75年竣工。近年、施設の老朽化に加え、配備車両の追加に伴い職員も増え、手狭になったため移転新築する。
移転場所は小立野通りに面する小立野1丁目地内の敷地1195平方メートルで、ファミレス「ココス」の向かい側。迅速に出動できることなどを考慮して、現施設と同じ幹線道路沿いとした。
新施設の規模はRC造2階建て延べ936平方メートル。車庫(ポンプ車、救急車)や感染防止対策室、防災備蓄倉庫、地域開放型研修室、仮眠室、耐震性防火水槽(40トン級)などを整備する。19年11月の完成を予定。
実施設計はヒゲウコン建築事務所(金沢市笠舞3丁目)。設計発注時における建築工事の直接工事費概算額は約1億9240万円を見込む。