建通新聞社
2018/03/20
【大阪】大阪府 129高校の空調設備を更新
大阪府教育庁は、府立高校129校の空調設備更新をPFI方式により実施する計画で、事業実施方針を公表した。事業方式はBTO方式を採用。5月下旬にWTO対象の総合評価一般競争入札を公告し、2段階の審査を経て11月下旬に落札者を決定するスケジュールだ。
府は、教育環境改善の一環として2004年度に府立高校の普通教室・職員室に空調設備を一斉に導入。これらの設備が更新時期を迎えるため、PFI方式を採用して整備することにした。対象となるのは129校の普通教室と職員室、一部の管理諸室など計約3800室。
スケジュールでは、落札者決定後、19年3月に契約を締結。順次設計を進め、20〜22年度の3カ年で工事を完了する。維持管理期間は、個々の空調設備については約18年間とし、41年3月に全事業を終了する。
入札へは、複数の企業で構成するグループで参加する。応募要件に関しては、▽設計▽施工・移設▽維持管理―などについて、それぞれ設定している。
設計に当たる企業の応募要件は、▽設備設計一級建築士または建築設備士の資格▽08年度以降に複数系統のマルチパッケージ型エアコン(基準設備)の改修設計実績―など。
施工・移設に当たる企業の応募要件は、▽大阪府の「管工事」の特定調達入札参加資格▽08年度以降に、基準設備の施工実績―など。
維持管理に当たる企業の応募要件は、08年度以降に、基準設備を連続1年以上維持管理した実績があることなど。
府では、3月28日に四條畷高校などで1回目の現地見学会(申し込みは3月23日まで)を行う。2回目は6月に実施する予定だ。