三菱ケミカル(東京都千代田区丸の内、越智仁社長)は、富山事業所で新棟建設を計画し、三菱ケミカルエンジニアリングで設計を進めている。年内の着工を目指す。
富山市海岸通地内の富山事業所敷地内に、工程管理用サーバーを置く情報システム棟(仮称)、製造設備の設計や修理に携わる従業員事務所となる設備・エンジニアリング棟(仮称)の2棟を新設し、新素材などの生産拠点に向けた基盤を整える。19年11月の完成を予定している。
事務所を改装したTOYAMAものづくり匠堂は、4月から研修棟として利用する。新体育館(RC・S造2階建て延べ1981平方メートル)は9月ごろに完成する。
施設整備の投資額は約15億円を見込む。
同社は17年4月、三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨンの3社が合併して発足。富山事業所では、化学繊維やアクリル樹脂板などを製造している。