新潟県農地部農地整備課は17年度から新規着手する、吉里地区(南魚沼市)経営体育成基盤整備事業について、区画整理51・4ヘクタールを対象とし、事業費15億4000万円を投じていく。23年度の完了を目指す。
将来の地域農業の核となる経営体(担い手)を育成するため、効率的で安定的な農業経営を行うことのできる生産性の高い基盤整備を推進するもの。用水路はフリュームと土水路、パイプラインだが施設の老朽化により漏水による水不足が生じ、維持管理および水管理に苦慮しているという。一方、排水は水路の老朽化により土砂の吸出しが発生し管理溝畔の陥没が起こり、維持管理が困難な状況。
工事概要は整地工51・4ヘクタール(工事費2億7400万円)、道路工支線他L=5・0キロ(同5900万円)、用水路工支線他L=11・8キロ(同1億8000万円)、ため池4カ所および送水ポンプ1カ所、井戸ポンプ1カ所(同3億6200万円)、排水路工支線他L=8・5キロ(同2億6600万円)、暗渠排水工・本暗渠51・0ヘクタール(同1億4700万円)のほか、測量試験(同1億200万円)、用地補償(同4900万円)、換地(同7600万円)、工事雑費(同2100万円)。受益面積が51・4ヘクタール、受益者数138人。関係土地改良区は南魚沼土地改良区。