静岡市は、一般県道静岡焼津線石部海上橋耐震補強補修を計画している。現在は、海上保安庁や漁業協同組合など関係機関との協議を進めており、工事は2019年度以降早期に実施する。
1972年に駿河区石部に建設した海上橋、老朽化と塩害劣化などが進んでいる。近接目視が義務付けられた点検の中で、耐震性能が早期対応を求められる3判定となったため、上部工の断面修復や塩害対策被覆、下部工は巻き立て工法による橋脚補強などに乗り出す。
上・下部工の詳細設計は千代田コンサルタント(東京都北区)で完了しており、橋上から足場をつって施工する方法を採用する予定。
9径間のPC橋、上部はポストテンション単純T桁、下部は鉄筋コンクリートT型橋脚。橋台、橋脚合わせて10基(ニューマチックケーソン工法)。規模は橋長360b、幅員8・7b(有効幅員7b)。海面水位は最高12〜13bになる。
2018年度当初予算案への工事費計上はなかったが、関係機関との調整がスムーズに進めば、19年度に予算化される可能性もありそうだ。
提供:建通新聞社
(2018/3/16)
建通新聞社 静岡支社