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　いちき串木野市が募集していた吹上浜荘と市来ふれあい温泉センターの無償譲渡先にＩＴ関連企業のコロンが選ばれた。同社では、吹上浜荘を解体後、家族湯を中心に飲食店や多目的スペースなどを併設した施設に建て替え、温泉センターはリニューアルを計画している。施設の詳細を詰めていき、半年から１年後の着工を見込む。
　同市では、第１回市議会定例会に提案し、可決されれば４月１日に引き渡す。土地と温泉権は無償貸与し、2018年度当初予算案に8000万円を上限とする改修や建て替え（解体）の補助金を盛り込んでいる。
　所在地は湊町１丁目。吹上浜荘の建物規模はＲＣ造地下１階地上４階建3757�u、和室27部屋、洋室２部屋の客室、大広間などがある。
　また、併設されている市来ふれあい温泉センターは、ＲＣ造地下１階地上１階建1635�uで、大浴場や露天風呂、トレーニング施設などで構成されている。両施設とも着工までは営業を継続する予定。
　同社は、Ｗｅｂコンテンツの企画、制作、運営管理等を行う企業で、太陽光発電事業なども手掛けている。ホテル等の事業は初めて取り組む。