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　山形屋前とタカプラ前の電車通り上部の２カ所でアーケード設置を計画している天文館商店街振興組合連合会（天商連）は、デザイン案について、山形屋前は春ごろに鹿児島市内の設計事務所から募集を開始。タカプラ前は、冬ごろに全国の設計事務所から募集することが分かった。

　アーケード建設は、鹿児島銀行新本店ビル（2019年秋完成）と千日町１・４番街区再開発（20年秋完成）に併せて設置を計画。山形屋前（幅約29ｍ、高さ約10ｍ）は「山形屋、周辺アーケードとの調和」をコンセプトにデザインを募り、市民や鹿児島市景観審議会の意見を徴集して選定する。このあと、18年秋に実施設計に着手し、19年春に着工。同９月の完成を目指す。
　タカプラ前（幅約32ｍ、高さ約14ｍ）は「鹿児島の新たなランドマーク」がコンセプト。19年６月ごろにデザインを決定したあと、実施設計に取り掛かり、20年春の着工、同９月の完成を目指す。事業費は約５億円を試算している。このほど開かれた鹿児島市議会常任委員会の建設委員会で当局が状況に係る資料を提出した。