岐阜県教育委員会は、県立学校の6校の老朽化による校舎改築に向けた基本計画を策定する。2018年度当初予算案に1200万円を要望した。
県立学校は83校あり、生徒急増期だった昭和50年代までに建増築された校舎が大半となり老朽化が進んでいる。
延べ床面積が500平方b以上の施設で、築年数を年代別に分けると昭和30年代が16棟、40年代が85棟、昭和50年代が130棟、昭和60年以降が154棟の合計385棟がある。
特に昭和30年代に建築した13校16棟の校舎は、建築後60年近くが経過していて老朽化が著しい。生徒の安全面からみても順次改築工事を進めていく必要があるとしている。
このうち県は、優先度の高い学校6校の改築を先行して行う方針で、設計、建築に向けた基本計画を18年度に策定する計画だ。 基本計画策定の対象となった高校は次の通り(@所在地A規模B築年)。
▽岐山高校教室棟―@岐阜市長良小山田2587ノ1A鉄筋コンクリート造4階建てB1963
▽華陽フロンティア高校本館棟―@岐阜市西鶉6ノ69A同造4階建てB1964
▽岐阜総合学園高校2号館―@岐阜市須賀2ノ7ノ25A同造4階建てB1962
▽本巣松陽高校北舎―@本巣市仏生寺859ノ1A同造3階建てB1960
▽羽島高校南舎―@羽島市竹鼻町梅ケ枝町200ノ2A同造3階建てB1961
▽加茂高校第1棟―@美濃加茂市本郷町2ノ6ノ78A同造3階建てB1964
提供:建通新聞社(2018/02/06)