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北陸工業新聞社
2018/03/10

【石川】新年度から第4期着手/金沢市緑住宅建替事業/F4・5棟が対象 

 金沢市は老朽化した住宅団地を建て替える緑住宅建替事業で、新年度からF4・F5棟を対象とした第4期に着手する。新年度にまずは両棟の解体に向けた実施設計に着手する方針だ。
 同事業は、緑住宅において耐震性が不足している5階建て住棟計10棟(70年〜74年竣工)を現在地で順次建て替えていくもの。16年度に策定した再整備計画では、隣接する2棟を1棟に集約し、景観や高齢世帯の避難などへの配慮から4階建てに建て替え、エレベーターも設置。従前入居者の居住を確保しつつ管理戸数を縮減し、空き家の発生抑制および管理の適正化を図るとしている。
 既存の規模はF4棟がRC造5階建て延べ1596平方メートル(3K30戸)、F5棟が同1476平方メートル(2DK30戸)。建て替えでは現在の60戸から53戸に減らす。
 新年度当初予算案には解体設計費150万円を計上。今年度発注した第3期(A1・A6棟)には7億円を充て、19年3月の完成を目指し建設工事を本格化させる。
 なお、再整備計画では5階建て住棟の建て替えについて、取り壊しから竣工までを3年サイクルで実施していく方針を示している。 

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