全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　富山県農林水産部は、水橋石政地区農地整備事業（経営体育成型）に新規着手する。１８年度から９カ年に総事業費１２億２３５６万円を投じ、用排水路改修工事などに取り組む。
　受益面積は富山市水橋石政、小出、柳寺、恋塚の４６・３ヘクタールで、白岩川に隣接し、あいの風とやま鉄道と県道富山滑川魚津線に挟まれた農地。同地区の用排水施設は老朽化が著しく漏水が発生し、排水能力が低下している。大区画ほ場、用排水路、道路を一体的に整備することで、大型農業機械の導入を可能とし、農地集積・集約化を図る。整備内容は次の通り。
▽支線用水路１８路線　８４４０メートル（ベンチフリューム）　２億３６００万円
▽支線排水路１７路線　５８５０メートル（排水フリューム）　２億６４６０万円
▽支線道路１８路線　５９２０メートル、幅員５メートル（有効４メートル）　１億４８６０万円
▽区画整理　４３・５ヘクタール　１億７６８０万円
　事業費のうち工事に８億２６００万円、測量設計に６６５０万円、用地買収・補償に１５５０万円、換地に４２００万円、農業生産法人等育成促進に１億２３５６万円、埋蔵文化財に１億５０００万円（埋蔵文化財保護盛土工７６５０万円、調査７３５０万円）を充てる。２６年度の完成を予定している。