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　富山市は１日、富山駅南西街区市有地活用事業をプロポーザルで実施するにあたり、募集要項を公表した。８日に事業者説明会（富山駅前ＣＩＣビル）と現地説明会を開く。参加表明書を６月４日から７日まで、提案書を８月２８日から３１日まで受け付ける。
　主な資格要件は、単体企業または複数企業によるグループとし、提案施設の設計・建設、継続した運営ができる十分な資力、経営能力、社会的信用があること。１０月下旬に事業者選定委員会により優先交渉権者を決め、１１月に基本協定を締結し設計に着手。１９年１２月に借地契約を締結し、着工となる。
　南西街区は、旧「とやま駅特選館」や仮駅舎などの跡地約７９００平方メートルのうち、ＪＲ西日本の用地（３７００平方メートル）を除く４２０８平方メートル（Ｌ字型）が事業用地。貸付形態は契約締結から３０年間の事業用定期借地契約。施設要件は基本的に自由だが、駅周辺の商業者らと連携・協調が図れる施設計画で、駅周辺の治安および防犯機能の維持のため、駅前交番の導入を求めている。
　富山の玄関口に相応しい質の高い施設で、機能として広域観光ための滞在拠点となり得る宿泊施設など、暮らしの質を豊かにし、富山駅周辺の商業施設との相乗効果が見込まれる商業・文化的施設等が望まれるとしている。