十日町市は、18年度当初予算案で水力発電推進事業に2297万2000円を計上した。宮中地内で計画を進める水力発電施設の基本設計委託に充当する。
市では、未来戦略の1つとして市内の電力消費量の30%相当を再生可能エネルギーで創出することを目標としている。その一環として、宮中ダムの維持流量(毎秒40−60トン)を活用した出力3000kW/hの水力発電を行う計画を推進しており、18年度は、これまで行ってきた河川シミュレーションを基にして、水路ルートなど発電基本事項の調査および設計を実施する。
所管課では、18年度早期の業務委託を目指し、発注方法やスケジュールなどについて調整を進めている。25年度末までの稼働開始を想定。
基本計画は、北電技術コンサルタントが担当している。