建設新聞社
2018/02/28
【東北・福島】162億の鹿島と124億の安藤ハザマ/富岡、浪江の廃棄物破砕選別・封入
環境省福島地方環境事務所は26日、富岡町と浪江町で行う「2017年度から20年度までの特定廃棄物等破砕選別および封入等業務」の2件を開札し、富岡町は162億円で鹿島、浪江町は124億円で安藤ハザマに決定した。
WTO標準型・技術提案型総合評価落札方式の対象で、ともに落札者のみが応札。評価値は鹿島が71・904、安藤ハザマが103・625。
この業務は、家屋解体等で発生した特定廃棄物を埋立処分するにあたっての準備作業。封入等施設の設計・施工や仮置場造成、運搬、地盤改良用収納容器への封入等を一貫して行い埋立量を抑制する。
富岡町の業務は、深谷、赤坂両地区で新設する封入等施設、および既に処理事業を開始している毛萱・仏浜地区の施設を拠点として行う。新設する主要建屋は、石綿含有廃棄物封入施設(テント倉庫延べ1000平方b)、破砕・選別施設(同延べ3000平方b)、不燃物封入施設(同延べ3000平方b)など。このほか両地区で仮置場計12fを造成する。主な封入量(想定)は、分別土1万0850袋、土砂類4950袋、破砕不燃物3600袋など。
一方、浪江町は請戸地区の仮置場に石綿含有廃棄物封入施設、石膏ボード処理施設を新設。封入量(想定)は、破砕不燃物8062袋、ガラスくず1370袋、石綿含有廃棄物8330袋、石膏ボード4157袋など。
施設の設計・施工、運営、施設撤去を含む全体工期は2021年3月31日。
提供:建設新聞社