海老名市は2018年度の一般会計予算案に、国分寺台文化センターの大規模改修に着手する工事費の他、施行委託により並木橋の整備を実施していく事業費などを盛り込んだ。普通建設事業費は前年度比7・6%増の54億1036万円。市道53号線バイパスが事業完了となったが、並木橋歩道橋架設など新規事業を盛り込み、前年度と比べて3億8308万円の増額となった。内訳は補助事業費が同13・8%増の26億7916万円、単独事業費が同2・2%増の27億3120万円。
18年度当初予算の全体規模は、一般会計で421億0500万円(前年度比4・3%増)を組み、特別会計で218億9068万円(同6%減)、公共下水道事業会計に53億4704万円(同11・2%増)を盛った、17年度の過去最大を更新する総額693億4272万円(同1・3%増)とした。
建設関係では、国分寺台文化センターの大規模改修に着手する工事費2億8000万円を計上。ケアセンターの廃止に伴い、建物全体を文化センター機能にするための改修を行う。18年度の第1四半期にも工事を発注し、同年度内に工事を完了する。海老名駅の近くで小田急電鉄小田原線を跨ぐ並木橋(市道62号線)の拡幅事業に新たに着手するため事業費1億円(委託費)を盛り込んだ。歩道を分離する拡幅で、18〜22年度の継続事業として鉄道事業者への施行委託で進める。
また、経年劣化が深刻な市庁舎の空調設備などを改修する工事費として2億8312万円、杉久保北2丁目に新たに整備する(仮称)再生工房の工事費に6250万円を計上。(仮称)上郷河原口線のJR横断部施工(JR施行協定)に8億3500万円、市道62号線整備(相模鉄道施行協定)に1億4375万円などを充て、渋滞解消整備を実施する。組合施行での展開を予定する厚木駅周辺整備(市街地再開発)には3207万円、運動公園周辺地区の土地区画整理へは3億3306万円の助成費を組んだ。
この他、東柏ケ谷近隣公園調整池整備事業に7800万円、公園施設長寿命化改修事業に3522万円、消防・第5分団器具置き場の解体・建設工事費に4340万円、継続で進める相模鉄道海老名駅舎の改修などに2億5026万円、資源化センター大規模改修整備に10億0333万円などを計上。下水道関係では、汚水管渠整備工に2億9135万円、雨水管渠整備工に6億1060万円などを盛り込んだ。
提供:建通新聞社