旭市は26日、新年度当初予算の概要を発表した。一般会計は対前年度当初比2・2%減の279億9000万円。特別会計(7会計)は同9・0%減の176億5200万円、企業会計の水道事業は同4・5%減の17億6386万円。一般会計、特別会計、企業会計を合わせた総額は474億486万円で同4.9%減。一般会計の普通建設事業費は同13・4%減の38億1399万6000円。
主要事業は、新庁舎建設事業1億3859万円、(仮称)海上保育所改築事業1129万円、小学校大規模改造事業5846万円、中学校大規模改造事業8612万円、社会体育施設改修事業5805万円など。
また、病院事業債管理特別会計では、独立行政法人総合病院国保旭中央病院への医療機器等整備整備事業貸付金として13億円を計上。旭中央病院の看護師宿舎整備分3億円、医療機器整備分10億円を借り入れ、同病院に貸し付ける。
旭中央病院の看護師宿舎は、3月末までに基本設計が完了する予定で、その後、4月から実施設計に着手。実施設計を12月までに完了させ、12月に着工し、2020年2月の竣工、3月の入居開始を目指す。設計は横河建築設計事務所が担当。
建設場所は病院敷地内。建物規模はRC造8階建て延べ約6300u。宿舎は保育所を併設し、住戸が166戸、保育所の定員が100人(保育80人、学童保育20人)。事業費は、建築、設計、調査費等約18億円を見込む。
一方、新庁舎は、本年度で設定した4か年継続費(17〜20年度)の当該年度分事業費を計上。本年度の基本設計に続き、新年度は実施設計に着手する。設計は横河建築設計事務所が担当。建物規模はS造5階建て(耐震構造)延べ約1万4200uの予定。
(仮称)海上保育所は、施設の老朽化から現在地で建て替える計画。新年度予算には調査・設計費を計上。新年度で設計等を行い、19年度の着工を目指す。施設の規模、定員等は現状と同程度を想定。既存施設は1972年2月の竣工で、建物規模はS造平屋建て441・4u。定員は60人。
小中学校の大規模改造は、屋内運動場の防災機能強化を実施。小学校は干潟小、中学校は二中を予定。干潟小はRC造2階建て延べ1462u、二中はRC造平屋建て延べ1799u。設計は干潟小が飯島建築設計事務所、二中が名雪設計。また、小学校屋内運動場3校の設計も予定する。
社会体育施設改修事業では、総合体育館の屋根改修に伴う設計を委託する。本年度で外壁改修の設計を実施しており、19年度で外壁改修と屋根改修を合わせて実施し、施設をリフォームする。外壁改修の設計は網中建築設計事務所が担当。
このほかでは▽消防施設整備事業3207万円▽消防庫整備事業2018万円▽商業活性化推進事業2398万円▽水田農業構造改革推進事業9997万円▽園芸生産強化支援事業2億2853万円▽農業基盤整備事業6085万円▽農業水利施設改修事業2662万円▽道路新設改良事業2億4714万円▽冠水対策排水整備事業1億4634万円▽蛇園南地区流末排水整備事業2億3454万円▽旭中央病院アクセス道路整備事業4億2929万円▽飯岡海上連絡道三川蛇園線整備事業1億1079万円▽南堀之内バイパス整備事業5678万円▽震災復興・津波避難道路整備事業6億5792万円など。