熊本県は、防災センター・県央広域本部新庁舎整備や阿蘇警察署整備など、次年度以降に経費支出を伴う事業の債務負担行為を2018年度当初予算案に盛り込んだ。
防災センターと県央広域本部庁舎は、熊本地震の経験を踏まえ、県庁敷地内に合築して整備するための設計等経費。それぞれ限度額1億4316万円、7410万円を設定した。当初予算案にも予算計上しており、総額は約2億7000万円ほど。阿蘇署は老朽化による移転改築のための工事費で、限度額は17億972万円。
このほか、松の木堰地区かんがい排水事業、国道445号九折瀬橋、熊本工業高校実習棟改築、県庁舎災害復旧―などを設定している。
関係分は次のとおり(@期間A限度額)
*一般会計
▼防災センター整備事業(熊本市)=@19年度A1億4316万円
▼食肉衛生検査所整備事業(菊池市)=@19年度A4億9236万円
▼城南家畜保健衛生所整備事業(人吉市)=@19年度A2965万円
▼阿蘇家畜保健衛生所整備事業(阿蘇市)=@19年度A5047万円
▼松の木堰地区県営かんがい排水事業(熊本市)=@19〜21年度A20億2000万円
▼宇土八水地区県営かんがい排水事業(熊本市)=@19〜20年度A1億7100万円
▼第二郡築地区県営かんがい排水事業(八代市)=@19年度A4億7000万円
▼氷川下流地区県営かんがい排水事業(氷川町)=@19〜20年度A3億5000万円
▼昭和地区県営経営体育成基盤整備事業(八代市)=@19〜21年度A16億8600万円
▼野崎地区県営経営体育成基盤整備事業(八代市)=@19年度A5580万円
▼野崎地区農村地域防災減災事業(八代市)=@19年度A1億2420万円
▼亀松地区農村地域防災減災事業(宇城市)=@19〜20年度A7億7000万円
▼豊川南部地区農村地域防災減災事業(宇城市)=@19年度A5億8500万円
▼県立総合体育館整備事業(熊本市)=@19年度A2億8953万円
▼国道324号第二天草瀬戸大橋道路改築事業(天草市)=@19年度A2億8000万円
▼国道445号(仮)九折瀬橋地域道路改築事業(五木村)=@19〜20年度A11億円
▼ヘリコプターテレビシステム整備事業=@19年度A3億1242万円
▼阿蘇警察署整備事業(阿蘇市)=@19〜20年度A17億972万円
▼熊本工業高校実習棟改築工事(熊本市)=@19年度A16億1676万円
▼県立学校施設長寿命化プラン策定業務=@19年度A983万円
▼県営農地等災害復旧事業(熊本市・西原村)=@19年度A7億2000万円
▼県庁舎災害復旧事業(熊本市)=@19〜20年度A4億8499万円
▼県央広域本部新庁舎整備事業(熊本市)=@19年度A7410万円
▼上益城総合庁舎等災害復旧事業(御船町)=@19年度A2億3926万円
*流域下水道事業会計
▼球磨川上流流域下水道建設事業(水処理施設等)(錦町)=@19年度A1億8720万円
▼八代北部流域下水道建設事業(水処理施設等)(八代市)=@19年度A9億2400万円
*電気事業会計
▼笠振発電所水車発電機等整備=@19年度A2億6400万円
▼市房発電所発電設備等更新=@19年度A4000万円
*工業用水道事業会計
▼有明工業用水道事業設備更新=@19〜20年度A3億3107万円。
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