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統合型リゾート施設（ＩＲ）の立地に向け、大阪府・市設置のＩＲ推進局は２０１８年度、事業者公募などに向けた準備を進める考えだ。２月21日に大阪府本庁で開かれた第７回ＩＲ推進会議で、国の動向や成長型ＩＲの実現に向けた取り組みなどを確認した。
　国の動向に関しては、３月ごろにＩＲ実施法案が上程される見込みで、ＩＲ推進局では、それに合わせてＩＲ基本構想案を取りまとめる考え。18年度は事業者公募や区域認定申請に向けた準備を進める他、ギャンブル依存症対策、ＩＲ誘致に向けた理解促進などに注力する方針だ。
　また、政府はＩＲ内のカジノの入場料金について、日本人客と国内在住外国人を対象に１人２０００円を徴収する案を自民、公明両党に提示。認められれば、ＩＲ実施法案に盛り込まれる見通しだ。
　昨年８月に公表したＩＲ基本構想案中間骨子によると、国のＩＲ実施法に関する手続きなどが18年度に完了すると想定し、18〜19年度にかけてＩＲ事業者の公募や、区域整備計画の策定などを進める。19年度に整備に着手し、24年度の開業を目指す。
　ＩＲの立地場所は、此花区の人工島・夢洲を想定。中心部の北側約70�fで開発を進める。