岡山市は、2018年度から市役所本庁舎整備事業に着手する予定。当初予算案で基本構想策定費1400万円を計上しており、順調なら3月16日の予算案の議決を経て、プロポーザル方式で委託先の選定に入る見通し。
建て替え案と耐震改修案を含めて総合的に本庁舎整備の必要性や課題を整理して、庁舎に必要な機能や規模、発注方式などを検討する。早期に委託先を決め、18年度中に基本構想を策定する。昨年の11月定例市議会で大森雅夫市長は、築約50年が経過して、耐震基準を満たしていない本庁舎の建て替えを軸に検討を進める方針を明らかにしている。本庁舎は1968年に建設した鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上9階建て延べ2万7595平方bの規模。13年度に工法検討や整備費用などの調査を山下設計(大阪市中央区)に委託、中層(地上14階建て)での建て替えが望ましいとの結果が出ている。市では、現庁舎の耐震改修、高層(地上22階建て)での建て替え案などを含め、18年度で協議を進めていく。
「提供:建通新聞社」