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建通新聞社四国
2018/02/23

【高知】高知県 県立校長寿命化に着手 4校で耐力度調査

高知県教育委員会は、2018年度から県立学校施設の長寿命化改修事業に着手する。18年度当初予算案に1474万円を計上し、4棟を対象に耐力度などの調査を外注する予定。
 県立学校施設は7割以上が築30年を経過し、老朽化対策が喫緊の課題となっている。これらの施設を合わせた延べ床面積は37・3万平方bとなり、従来の建て替え中心の施設整備では、多額の費用負担が短期間に集中する。
 そのため県教委では、損傷が軽微な早期段階から予防保全的な改修を実施することで、施設を長寿命化していく方針に転換する。まずは、17年度現在で築40年を超える109棟について、優先順位を付け、今後10年間で長寿命化改修を順次実施する考え。
 初年度となる18年度は、高知東工業高校本館、伊野商業高校本館、高知丸の内高校南舎、山田高校本館の4棟を対象に耐力度などの調査を実施する。この調査結果に基づき、19年度以降設計を外注し改修内容を決める。
 各棟の規模と建築年度は次の通り。
 ▽高知東工業高校本館(南国市篠原1590)−鉄筋コンクリート造3階建て延べ4242平方b。1962年建築
 ▽伊野商業高校本館(いの町332ノ1)−同造3階建て延べ3556平方b。64年建築
 ▽高知丸の内高校南舎(高知市丸ノ内2ノ2ノ40)−同造4階建て延べ4021平方b。66年建築
 ▽山田高校本館(香美市土佐山田町旭町3ノ1ノ3)−同造4階建て延べ2332平方b。67年建築

提供:建通新聞社