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日刊建設タイムズ社
2018/02/23

【千葉】衛生C改良に継続費15億円/銚子市新年度予算/五中の屋体大改造など/一般会計4・7%増231億円

 銚子市は21日、新年度当初予算案の概要を発表した。一般会計は前年度当初予算比4・7%増の231億3700万円。2017年度予算が骨格予算だったため、肉付けを行った6月補正後予算との比較では0・7%減となる。特別会計を合わせた予算総額は460億5413万円で同1・1%減。一般会計の普通建設事業費は、衛生センター基幹的設備改良事業や銚子西中学校整備などにより17億7148万4000円で同284%増となる。
 主要事業では、衛生センター基幹的設備改良事業に18〜20年度の3か年継続費14億9904万円を設定した。年度割は18年度1億4990万4000円、19年度5億9961万6000円、20年度7億4952万円。
 同事業は、老朽化した衛生センターの設備を、処理量に応じた規模に縮小するとともに、処理能力を向上させるよう更新し、併せて二酸化炭素排出量の削減を図る。処理量は、生し尿の減少に伴い現状の90kl(生し尿56kl、浄化槽汚泥34kl)から49kl(生し尿13kl、浄化槽汚泥36kl)に縮小する。処理方式は凝集脱窒素+高度処理。汚泥処理は焼却設備を撤去。乾燥させた汚泥を脱水処理し、助燃剤利用する。
 同センターは91年10月の稼働で、浅野工事が施工した。本年度は基本設計及び発注支援業務を日産技術コンサルタントに委託した。
 このほかでは、地域交流センター・銚子芸術村整備8928万円、銚子西中学校整備1億2639万円、広域営農団地農道整備事業負担金8042万円、橋りょう長寿命化対策6000万円、市営住宅改修1億1705万円など。
 地域交流センター・銚子芸術村は、廃校となった旧第八中学校を利活用し「銚子地域交流センター・銚子芸術村」として整備。地区集会室、市民アトリエ、ワークショップ・セミナー室など地域交流拠点として複合的機能を持つ施設として整備する。建物規模はRC造2階建て2846・69u。改修の設計は織田吉郎建築設計事務所が担当。
 第八中は、第四中と統合され、13年3月に廃校となった。既存建物は89年度の竣工で、施工は建築を岡田土建、電気設備を宮内建設、給排水衛生設備を和光設備が施工した。
 また銚子西中学校整備は、21年度に第五中、第六中及び第七中を統合して第五中の位置に統合校の開校を予定する。このため、第五中の屋内運動場の大規模改造工事を実施。設計は矢崎建築設計事務所が担当。体育館は1992年度の竣工でRC造(一部S造)2階建て延べ1261・62u。
 橋りょう長寿命化対策は、銚子駅跨線人道橋外14橋の詳細設計や恵比寿橋外6橋の修繕工事、橋梁点検業務委託などを実施。市営住宅の改修は、大谷津団地C・D棟外壁改修工事などを行う。
 一方、継続費では衛生センター基幹的設備改良事業のほか、共同指令センター機器更新事業に4688万円9000円の18〜19年度の2か年継続費を設定した。年度割は18年度468万9000円、19年度4220万円。k_times_comをフォローしましょう
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