日本工業経済新聞社(群馬)
2018/02/22
【群馬】建設業労働災害防止協会群馬県支部高崎分会・2017年度第2回安全パトロールを実施
建設業労働災害防止協会群馬県支部高崎分会(関口功分会長)は21日、2017年度第2回安全パトロールを実施した。当日は厚生労働省高崎労働基準監督署の鈴木淳安全衛生課長や高崎市の関係者も同行。土木や建築、低層住宅などを対象に4班に分かれて、現場の安全対策や作業状況などを見て回った。
高崎スマートIC産業団地で施工中の井野川2号橋梁築造工事では、A2橋台の足場解体の作業が行われている。現場責任者とともに工事の進捗状況の説明を受け、作業の様子や安全対策、危険な場所がないかなどを確認した。
講評では、サイクリングロードの通行止めや迂回路の表示がしっかりされているなど、施工中の現場周辺にも配慮。解体作業では安全帯の使用が確認されたほか、現場の整理整頓が行き届いていて非常に綺麗だと評された。また、安全対策がより徹底されるように吊りワイヤー使用時にバネの点検も行うようアドバイスが伝えられた。
鈴木安全衛生課長は「事故の時は元請けの責任になる」と述べ、専門工事の協力会社などに任せるなかで、若い方やベテランの方、また会社によって安全教育の度合いが違うため、その重要性の周知徹底と確認が必要だと語った。
現場責任者は第3者による指摘を受けて、改めて安全対策の徹底と無事故無災害での完成を目指して気を引き締めた。