十日町市は21日、18年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比3・4%増の362億円。同会計と特別会計を合わせた予算総額は547億2420万円で、同0・2%減となった。
会見で関口芳史市長は「市民にとって必要となる事業に対して重点的に予算を配分し、健全な財政運営を行っていく」と述べた。予算規模の増額要因には、新博物館、医療福祉総合センター、児童遊園施設の整備費や大地の芸術祭の開催年度であることなどを挙げた。18年度の着工を予定する医療センター整備事業には、継続費として18年度に7億9807万円、19年度に7億6815万6000円の計15億6622万6000円を設定している。
主な内容は次の通り((新)は新規事業)。
▽高山保育園の大規模改修工事 2億8581万円(旧高山コミュニティセンターを改修)
▽児童遊園施設建設 4億1215万円(屋内施設をメーンとする遊園施設の建設)
▽学校施設整備 8610万円(川治小などのトイレ改修様式化)
▽(新)学校施設長寿命化 500万円(計画策定に着手)
▽新博物館建設 12億1870万円(20年のオープンを目指し整備を継続)
▽防災行政無線整備 3億9530万円(デジタル同報系防災行政無線を整備)
▽医療福祉総合センター建設 7億9807万円(建設工事)
▽小水力発電 4946万円(宮中ダムの維持流量を活用した小水力発電の基本設計など)
▽バイオマス産業都市 436万円(バイオガス発電事業化検討調査委託など)
▽最終処分場建設 8925万円(基本計画・基本設計策定など)
▽橋りょうおよびトンネルの点検・修繕 1億9111万円
▽河川整備 1億3760万円(宮沢川など)
▽浄水場の改築、老朽管の更新 6億8020万円(十日町浄水場改築など)
▽下島地区浸水対策 1億100万円(中海雨水幹線バイパス整備など)
▽消雪パイプの整備・更新 1億3900万円